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寒いですね。寒いですね寒いですね。さm(略)
冬という季節は嫌いではないんですが、近年頓に寒さに弱くなったのでもう一週間くらい心の準備をする余裕が欲しかったような。手袋とコート探さなきゃ…。
空気が読める人が大好きです。教授よ粋な計らいを有難う。
以下灰あぬめ感想。
<ハブアホープ>
第四夜 天国と地獄
冒頭の前回のダイジェストにて件の「かい!ちゅう! い ち げ ん !!」に脱力したのも束の間、先週よりは遙かマシな作画に若干心に余裕が出来ました。ちょっとお目目ぱっちりめで原作2巻の美少女フェイスに近づいたような。やっぱりあれですね、希望は捨てちゃいけませんね。
正直な話、全体的な構成というか演出はむしろ原作より良いと思うんですよ悔しいことに。アクマの進化の件とかあえて「マテールの亡霊」が人形であるというのを後から明らかにしてみたりとか。
ただ、やっぱり細かい部分つかぶっちゃけ神田的・アレ神的に美味しいシーンが尽く無に還ってるのが切なすぎるんだこれが。
呼び方は「新入り」じゃないから。愛言葉は「モ・ヤ・シ」だから!!
そこだけは本当にそこだけは来週から先期待してるからお願いしますよ本当に(切実)
今回まだ一回しか見てないのであまり細かいところに突っ込めないんですが、アクマに襲われたユウたんはもそっと美人に描いて欲しかったな……。
明日以降見直してから若干追記します多分。来週はさらに作画クオリティ良くなりそうな予感?
つか終了後の愛キャッチアレ何!!コムイ兄さんがめっさ可愛いんですが何あの為だけにこにし起用なのコムイ兄さん。灰は本気で声優無駄遣いしすぎ思うヨ。
</ハブアホープ>
追記で先日の『読書の秋バトン』。
◆おすすめの本があれば教えてください。
しょっちゅう日記で呟いているので既出ネタ多数かもしれませんがご容赦ください。
基本的に独断と偏見に満ちてるのでその辺もご容赦ください。
・乙一
若干文章は舌足らずな感があるがそんなん気にならなくなるくらい構成が上手い。世界の作り方が、発想が面白い。ベタさという要素も限りなくゼロに近く、伏線も最後の一文まで生き続けていて飽きずに読み通すことができる。日常の風景の中にいとも容易く異世界を創造するあの手際のよさときたら。あとはダークグロテスク系と切な系の作風のギャップがたまらん。バラバラ殺人書く一方で盲目の女性と殺人犯の交流をハートウォーミングに書いてみちゃうのねあなた。プロフィールやら後書きからにじみ出る人柄もラブい。
作品すべてお勧めと言いたい所ですが下に幾つかピックアップ。ZOO劇場版も個人的には期待を裏切らない出来だったと思います。しかし『暗いところで~』は映像化すべきじゃないよあれ…。
『GOTH~リストカット事件~』、『ZOO』、『死にぞこないの青』、『暗いところで待ち合わせ』、『きみにしか聞こえない CALLING YOU』、『くつしたをかくせ!』
・小川洋子
小説家という縛りを取っ払った視点から見た世界を、小説という形で表現できる作家。新しく世界を創る、のではなく、普段は見えていないもの、見ることの出来ないものを言葉によって視覚化してくれる。文体は詩的で繊細。なのに人の体を物凄く物質的に扱っていて、その点で時折ひやりとするような毒を感じさせる。
映画化の影響か、小川洋子といえば『博士の愛した数式』という印象が定着してしまったが個人的にはやや不満。確かにいい作品だとは思うけど一般大衆向けに味わいが薄められてる感が否めないというか。やっぱり毒の味あってこその小川作品なんだよ。
『密やかな結晶』、『余白の愛』、『妊娠カレンダー』、『ホテル・アイリス』
・長野まゆみ
女史の書く少年は性的に未分化な天使的偶像とでもいうのかな、いわゆる24年組の世界を髣髴させる正統派少年に満ちてる。そして実に色彩豊か。外国の雑貨屋さんに足を踏み入れた時みたいな、よくわからないけど面白そうなものが所狭しと並んでる世界観がとても魅力的。
個人的には「少年アリス」なんかの少年礼賛系よりは「千年王子」やら「雪花草子」やらといったがっつりBL系統のが好みなんですええぶっちゃけ。何せ長野入門が「猫道楽」だったもので(笑)あれは失敗したなとは思ってるけど後悔はしてない。
『よろづ春夏冬中』、『超少年』、『猫道楽』、『ユーモレスク』、『雪花草子』、『野ばら』
・『銀河英雄伝説』/田中芳樹
ある種哲学書染みているというか、これはもう単なるSFとかスペースオペラという枠には収まりきらない作品なんじゃないかと思う。話の壮大さと奥の深さに圧倒されつつ読んでました。
本編10巻(徳間デュアル文庫では20巻)外伝4巻(同文庫では8巻+1)の中でとにかく膨大な数のキャラクターが出てくるんですが、その一人一人が各々の歴史を持って作品の中で確かに"生きている"んだと思えるほど細かく作りこんであって、どれだけ過去までさかのぼっても逆に未来を辿っても途切れることのない連綿とした時代の流れという物を感じさせてくれる。終わるまでに可也の主要キャラクタが退場遊ばすんですがもうその度に涙。個人的には「野望篇」で号泣。思想的にも含蓄深くて、読むと現代政治に対する不信感で一杯になること請け合いです。中高生の方なんかは結構世界観変わると思います。
全巻通して一番のお勧めは外伝「ユリアンのイゼルローン日記」。量多すぎて小説読むのかったるいんだけどつう人は徳間書店からコミックスが出てるので(黎明・野望篇相当)そっちから入るのもありかと。
他に田中氏の著作だと『七都市物語』、『アップフェルラント物語』あたりはさくっと読めるのでお勧めです。
『アルスラーン戦記』、『創竜伝』は完結してない上に何処まで読んだか忘れた。
・『文体練習』/レーモン・クノー
読むのが好きな方にも書くのが好きな方にもお勧めの1冊。
同じ内容の文章を手を変え品を変え99通りの文体で書いてみようというだけの内容なんですが、その表現法の多彩さには感動するしかなかった。レトリックの面白さの虜になってください是非。
・『眠れる美女』/川端康成
爺さまが眠り続ける若い女と一晩添い寝する話。本当にただ横に寝るだけでそれ以上のことは何も起こらないんですが、雰囲気というか流れる空気は実にエロティックでフェティッシュ。例えば三島や谷崎みたいな煌びやかさではなく燻し銀の輝き、でもこれがジャパニーズえろすの真髄ですよね燃えますよね、と高校時代の担任(♂)と思わず厚く語り合ってしまうくらい一目ぼれでした。
・『後宮小説』/酒見 賢一
これも是非お勧めしたい作品の一つなんですが、あまり書いてるとやってはいけないネタ晴らししてしまいそうなので簡潔に。
出だしの一文から驚愕。
見たことはないがアニメ化されてるらしいです。
・『人形(ギニョル)』/佐藤ラギ
図書館でタイトル&表紙借りしたんですが、衝動的に選んだ割に今のところ今年度最大の当たりかなと思ってる。
フランス製(?)娼年を覆面SM小説作家とアングラカメラマンが監禁する話。日常と非日常、正常と異常、現実と虚構、両極に存在していたものが狂って行く歯車の上でたわめられて徐々に混濁されていく様がシュールでありながらリアルで、読んでてぞくぞくする。結構エログロ度高いのでその辺苦手な方は止めて置いたほうが無難です。
以上ほぼブクログからのコピペで申し訳なく。
・『就眠儀式』/須永朝彦
吸血鬼小説集。旧字体・旧仮名遣いで耽美度三割り増し。とにかく世界観に酔って下さい。
ただお勧めといいつつこの本自体は母校の図書館でしか見たことがないという。他の作品もあまり読んでないのですが、傾向は幻想文学、少年愛とかそっち系っぽい感じ。
・『トリニティ・ブラッド』シリーズ/吉田直
超絶美形なヴァンパイアやらカッコいい神父様やらがどんぱちやらかすノイエ・バロック・オペラ。ライトノベルらしく随所に萌え所は散りばめてあれど決して底の浅さは感じさせない良作。とりあえず振り仮名フェティシストはこれを読まずに死ねないと思います。
作者逝去のため未完のまま終わってしまったのが悔やまれてなりません。吉田氏の冥福を祈り黙祷。
アニメ、コミックスに進出してますが、まあアニメはとくに見る必要なし。コミクスは現在月刊アスカで連載中にて、こちらはもう涙が出るほどクオリティ高いので小説読むのかったるいんだけどつう人は同上。九条キヨのハイセンスに敬礼。
・『されど罪人は竜と踊る』シリーズ/浅井ラボ
破滅的なまでにエログロナンセンスなヘビー級ライトノベル。文系にはとても優しくないので、化学物理何ソレ食べられる?というあなたはレッツ読み飛ばし戦闘シーン。
面白いんです。面白いんですけど読みながら思いっきり引くんです色んな意味で。あと基本女の書き分けできてないんだよな。
でも面白いんだよな。
・津守時生
なんかもう隅から隅まで萌えのツボにクリーンヒットでした。勝てない。津守女史には勝てない。BLつうても精々ちゅうくらいまでしかしてないのに実に思わせぶりというかそこがまた良いというか。結論としてエロスありきなそこらの市販BLとは完全に一線を画す存在感に惚れました。
『三千世界の鴉を殺し』、『やさしい竜の殺し方』
・『これがワタシたちの小説ベストセレクション70 』/マッグガーデン
しっかり読書がしたい、でも最近ちょっと萌え不足。そんなあなたの強い味方になること請け合い。日本・海外の名作含め70タイトルを粗筋・レビュー・イラスト付きで紹介してあるので読書のとっかかりが欲しい方にもお勧めです。
2006/10/24 動画 Trackback() Comment(0)
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