予が風雅は、夏炉冬扇のごとし。衆にさからひて、用ふるところなし。―松尾芭蕉

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2024/11/22

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お祝いは言わないよ

なんかもう春通り越して夏来ちゃったんじゃないかってくらい暑かったんだが、そろそろ地球やばいのかな…。
今夜から、夜行バス車内2泊＋1泊という強行軍で出雲・伊勢の大社巡りに行ってきます。時期的な問題でちょっと後悔してないこともない。春コミは行くぞー死守したから行くぞー。

先週末公開された「シャー/ロック・ホーム/ズ」を見てきました。
いやあ、素晴らしかった!!久々に2回目見に行きたくなる、濃い2時間でありました。
以下ネタバレ含む恐れがあります。閲覧注意。
<結婚を延期してくださらない?>
前提として、今回のホームズはハリウッド版と割り切るのが良さげ。でもって、原典主義のシャーロキアンは見ないほうが吉。
数年前だか十数年前だかに読んだ原典とはだいぶ雰囲気違った気がする。特にホームズとワトソンの関係性が。
原典のおぼろげな知識と穿った偏見によれば、クールで天才肌で変わり者というＢＬに良くある攻キャラ的なホームズが、賢いけど人が良くてどこか抜けてるワトソン君をやたらめったら振り回しては「初歩的なことだよ」とねちねちいびってるという印象だったんですが、この映画版はほぼ真逆。ムキムキで頭も切れるんだけど事件が切れると途端に引きこもる割りとマダオなホームズが、英国紳士を絵に描いたようなスマートな切れ者のワトソン君にお尻叩かれたり世話焼かれたりしてた。
一言で言うと、大変萌えました。
なんかもういろんな展開が怒涛のように脳裏を過ぎり続けた。基本ホームズはワトソン君大好きーを隠さんし、ワトソン君はワトソン君でホームズほっとけないし。えらくおっとこまえにホームズさんをかばおうとするし。
ホームズは普段小汚くだらしない格好してる割に正装なんかはセンスがいいというギャップ。ワトソン君はもう三つ揃えのスーツが似合いすぎて仕方ない。スタイルいい。尻が素敵。しかもやたら強い。さすが退役軍人。
スコットランド・ヤードも良かったなー。レストレード警部以下、大体皆固まってわいわいでてくるし、何より制服のマントが大変もえ。マント大事だよマント。
アイリーンの不二子ちゃんっぷりもよろしゅうございました。特にホテルのシーンの衣装とラストの乗馬服風のパンツ姿が大変けしからんかった。

アクション多いし、シナリオのテンポも良く、今年に入って見た中では今のところトップ独走の面白さでした。
画面構成も、ヴィクトリア朝大英帝国のおどろおどろしい部分を存分に魅せる感じで大変好み。
主役二人のアレっぷり(中の人公認の××疑惑)を除いても十分満足な作品でした。
ＤＶＤ買うんで、ぜひ特典映像には撮影風景を1時間分くらい入れてください。
</眉毛が焦げてた>

2010/03/17 由無事 Trackback() Comment(0)

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