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年越しそば、食べてきました。
うっかりキチメガの体験版DLしちゃった海月です。
や っ ち ま っ た な !!
基本ゲームは苦手だし、純情一途なので(CP的な意味で)ギャルゲ的なのもいまいち満喫できないんですが、何はさて置きフルボイスっていいものだなあと思いました。御堂さん、かわいいよ御堂さん。
明日から世界遺産を拝む旅に出かけます☆雪吹きすさぶ(であろう)飛騨高山の地へ。
しかしもうこの冬は引き篭もった記憶しかないです。
来年はもっとフリーダムに世界に羽ばたいていきたいです。希望。
それでは皆様、良い新年をお迎えくださいませ。
往く年を送り来る年を迎える薄暗いホモを微妙に追記。お暇つぶしにご活用ください。
(さらに追記)
この表紙には吹かざるを得ない。けしからんもっとやr ・2年前あたりの携帯メモからサルベージ。
・アレ神二つ目とかもしかして既出だったかも。
・アレ神一つ目のアレはタイトルです。
<アレ神>
暴言プレイ
「吐き気がする、おまえの言葉」
手の中の空洞に視線がこぼれた。短期記憶のレコードに焼かれた一葉の言を、否とも、また是とも思えず、ふと唇を噛みんだ。神にかしづくがごとき惨めさを脳裏に自覚しながらただ彼の目を見つめることを選んだ。色合いだけはやけに慈悲深く、他方笑うようにつり上がった唇は狂いようのない正確さで。
「そうでしょうか…?」
「つまり僕は君に抱かれるのですか」
「なされるようになるだけだろう」
</アレ神>
<アレ神>
糖 蜜 ヌ ガ ー で 窒 息
ぼんやりと微睡んでいるうちに温まった空気は少しずつ熱を失って、夜気の冷ややかさが肌膚の面に差し込み始める。同時に、つい先刻まで意識の手綱を握っていたプリミティブな感情の嵐も何時しか鳴りをひそめていて、ちょうど風が凪いだあたりに横たわっている空虚感、というのを胸の上に感じながらアレンは瞼を持ち上げた。
見ている。手を伸ばしてやっと触れるか触れないかの距離にある神田の両の瞳はいつものようにひどく泣き腫らしたふうだったが、今更彼はそれを取り繕うこともせず(、以前は、そう言えばそんな可愛げがあったものだったが)、常の冷淡さと熱病めいた情欲の火照りの中間に置きざられた漆黒を胡乱に細め、アレンを見下ろしている。
「…、ぁ」
その頬を撫でながら、か、ん、だ、と間違いなく発音したつもりが不出来なノイズにも満たない空気の流れは咽喉の奥で押し潰されてしまった。
</アレ神>
<ぎんづら>
白糸目繰り
古傷が疼くのだと嘯くと、見せてみろよと言う。今でこそほとんど目立たぬが、体の何処かに刀傷やら鉛玉が掠めた痕がまだ残っているはずだった。それは時折、痛みと共に記憶を、否、記憶と共にいいたみを伴った。
羽織の裾から差し入れられた腕が背をまさぐり肩胛骨を撫ぜた。
「ここ?」
耳の中に囁かれ体がふるえた。
「違う、」
そこではないよ。呟きながら頭を揺らすと、質の違う髪が混じり合う音がした。頬を寄せあう有様はまるで填め絵の破片のようなのだと思った。思いながら、今なお傷み痛み血を流すのは何処かと考えた。この男はそれを探り当ててしまうのだろうか。背後から緩やかに絡みついてくるものにえもいわれぬ愛着を覚え、縋りつくような思いで男の背に腕を回した。
</ぎんづら>
<ぎんづら>
背徳と鈴虫
欲に負けたのだと真摯なそぶりで(、それが彼の弱みと知りながら)目を見つめてやると、馬鹿め、と誰にともなく呟いてうなだれた。力の抜けた体を抱き寄せて、骨ばった背に腕を回す。かつて体中についていた傷はもう速うに癒えているはずだのに、そこからじわりと生温い血が滲む思いがした。
</ぎんづら>
<ぎんづら>
隠遁
油の焦げる臭いがした。重苦しい夜はじっとりとした口腔を大きく開き、その片隅をちりちりと炙りだす紙燭の灯先に細かな羽虫が身を投げた。
俯いた背筋の稜線を着物越しに目でなぞる。乱れた襟から覗く白い項を、長い髪が、クチナワのように這っている。そうして眺めながら、そいつが真っ赤な炎群の舌を出して、理性を溶かす導火線を舐めあげるのを待っていた。
淡く上気した頸の根から立ち上る匂いの生々しさはいっそ獣じみてさえいた。
</ぎんづら>
<封神・太楊>
盲目の狗
信望者に思想は無い。所望なさるならご随意のままに。だって従順は美徳でしょう?そうして僕という物的存在は消え去るのです。即興詩のように陶然とした独白に、呵々と少年の面は笑った。
「それはまるで娼婦の言い様ではないか。」
</太楊>
2008/12/30 由無事 Trackback() Comment(0)
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